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 目玉企画です!早稲グリを知らなかった方に早稲グリをもっと知っていただくために、そしてOBの方々に昔の名演を懐かしんでいただくために作りました。

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六連を終えて

東京六大学合唱連盟理事
植木俊幸

 早稲グリの六大学の中でのカラーは、親しみやすさ、お客様を楽しませようとするエンターテイメント性の追求にある。合唱というと一歩引いてしまう人にもあきさせないステージを目指している。しかし、歌のレベルにおいても六大学でトップの実力を誇り、歌の面にも力を入れている。六大学の中で歌の面でも人数の面でも人気でも1番高く、六連のリーダー的存在として活躍してきた。
早稲グリに対して、エンターテイメントのステージはやりすぎという見方もあるだろう。早稲グリの団員にはもともと合唱が好きで入ってきたやつはほとんどいない。というよりも嫌いだったやつの方が多い。なぜか合唱をやってしまったやつにとって一番嫌なのは眠くなる曲を演奏することだ。どんなにうまい演奏をしてもお客様が眠くなるような曲は駄目だと思う。そんなものはやりたくないというのが早稲グリのスタンスにある。早稲グリはエンターテイメントの曲をやっていても、そうでない曲をやっていてもお客様を感動させたい、楽しませたいというのが一番の前提なのだ。だからどんなに合唱の大曲に取り組んでいようとも、エンターテイメントのステージをやっていようとも、その真剣さは全く変わらないのである。だから、エンターテイメントのステージであっても練習は変わらず厳しい。そして、エンターテイメントのステージでないときには見せる部分は違うが同じように感動をお客様に届けようとしているのである。そして、合唱曲においても、エンターテイメントのステージにおいても、早稲グリにしかできない演奏を心がけている。早稲グリにしかできない迫力、笑い、感動、それこそが早稲グリの人気の秘密であると思う。何に一番価値を置くかは団それぞれで違うと思うが、早稲グリはお客様の感動を第一に考えているのであり、それだからこそ自ら合唱界のエンターテイナーと名乗っているのである。
 今回の六連で早稲グリが取り組んだのはドリフの曲である。合唱でドリフ?!と思うであろう今回のステージだが、ドリフの全員集合の曲や、いい湯だな、など有名な曲を合唱版に編曲し、振り付けもDVDを見て徹底的に研究した。そして曲の中でドリフのネタや、最近の安田大サーカスや猫ひろしのネタをいれ、ところどころで笑いをとっていった。エンターテイメント性を重視したステージであったが、歌においても厳しく練習を行い、歌のうまさもしっかり見せることができ、楽しく、かつ、聞いてて心地よいステージに仕上げることができたように思う。今回はステージの途中から客席で手拍子が自然に起こり、終わったあとにはブラヴォーの声が沸き起こり、非常にお客との一体感を感じたステージとなった。
合同では各大学の学生指揮者が振ったことで他大のことを知る機会となり、強化練や交流会の実施により他大との交流も深まり、また集客対策を行ったことで集客もふえ、いい形で終わることができたと思う。合同のレベルの強化に真っ向から取り組み、一定の成果をあげられたことは大きな収穫となった。六連合同は内側の人間ならば分かるように練習のだれた雰囲気や、他大任せで練習をしてこないなどの多くの問題点が長年あったがその雰囲気がゲネで大きく改善されたのを実感できた。その過程には様々な問題や衝突があったが、今後の六連につながる記念すべき六連となったといえると思う。六連の改革に取り組んできた1年半だったが、新しい制度を導入しても意識を変えるのはなかなか難しい。しかし、今回の短い期間だけでも最後にその意識の変化を全体で感じることができた。それが一番の喜びだった。来年はもっといい六連になるはず。いい伝統もあるが悪い伝統のたくさんある六連。それを是非克服していって欲しい。

「六大学定期演奏会によせて」

元永様

第55回6大学定期演奏会 
さわやかな五月晴れに恵まれた演奏会は大変情熱のあふれた演奏会でした。ご盛会おめ
でとうございます。

若さ溢れる個性豊かな演奏・・・男声合唱のハーモニーの美しさ・・・選曲と構成の素晴しさに感動しました。そして私の心に一番印象に残ったのは6連の合同演奏でした。
6連の華 合同演奏によせて...

合同ステージは200名を超えるグリーメンのステージを観た瞬間心の躍動を感じさせます。
青春を歌にささげた青年の溢れんばかりのエネルギーと未来を感じるからです。
歌声が響く前からこのような感動を聴衆に湧かせおおいに魅了してしまうのです。
合同ステージは・・・6連の(大輪の華)を・・・想像させます。そして...
広い会場は聴衆の静かな熱気が漂い長い伝統に裏打ちされた歴史 そのうねりの響きが感じられ底知れぬ・・・6連の(大河)を・・・想像させます。 
     
私はこの会場の中で・・・演奏会前に3大学のOB(2〜4年前卒団)の方から頂いた彼らの(6連へよせる想い)が私の脳裏をかすめていました。彼らはどうしても当日会場へ足を運べなくかって6連にエールを送った私にその想いを託したのです。なんと健気なこの大河の存在に改めて心打たれながら・・・昨年後輩の定期演奏会で活躍されたOBの先生は演奏が終わると同時に急ぎばやに真剣な面持ちで会場を後に
されたご様子を拝見して6連は超多忙な時間をも越えた存在の様に感じられました。
そして周りの聴衆も時折プログラムに目を通しながら一生懸命鑑賞される雰囲気に温かい熱意を感じながら・・
改めて伝統イコール愛・・・その事が強く印象づけられました。毎回6連の演奏会は様々な愛のハーモニーを生みながら底知れぬ大河を創造し続けこの演奏会も又新たな愛の流れを創造して来春へとつながっていくスケールの大きい大河です。ここに出会ってとても感動しました。

ろくにんのビツグショーの演奏が始まりました。ステージの構成からもこのステージにかけた並々ならない情熱を感じました。popsは日頃余りなじみが無かったのですが楽しませていただきました。最後の曲サライは声もよく出ていてスケールのある演奏で心に残りましたがステージがもつと男性合唱としての力量を発揮してpopsが歌われたならばますます魅了されていたでしょう。
今後の期待として・・個々のメンバーが合同演奏にどれだけの情熱をもつて練習出来るかどうかすべてはここにかかっている思いがしました。
これだけ素晴らしい合同演奏で歌えることは人生においてそう簡単には無いと思います。私は・・大河の一滴としてこの合同演奏の瞬間に自己実現を賭けたならば自ずから練習にかけるその意義が見出せ・・その瞬間が合同演奏の6連の華として大河の中に響き聴衆を魅了する。その確かなものを自分の手でつかみたい・・その思いにかられました。
しかしふと・・・広大な国ブラジルの中で日本にいる時よりもその人間性がもっと小さくなった存在を思い出していました。
大河は・・一見その動きも遅く漠然としていてそこに慣れてしまうと感性を鈍らせてしまう危険性もはらんでいます。その中にうずもれて自分の存在を見失うと練習のモチベーションもおちてしまうでしょう。しかし大河は常に兆戦し続けることの出来る懐の深い存在だとおもいます。
私も今・・・このメッセージを書くこの瞬間に兆戦しているのかもしれません。
6連の華によせる・・気持ちが伝わりますように想いをこめて・.
スケールの大きい演奏会を有難うございました。心からエ−ルをおくります。        元永 栄子


早稲田大学グリークラブの皆様へ

加藤茶役を担当し一曲目に下手な踊りを披露しますから是非注目くださいと演奏会前にワクワクするお知らせを頂きました。てっきり(加藤茶)役の方の(一人)踊りだと思い込みますます楽しみになってきました。でも見落としては失礼になるのでちょっといろいろ聞いていくうちに話の様子が変わってきて(一人で演出はできません。美しいハーモニーからワセグリの絆を感じとってください)と演奏会の前日には本番向けに変わって来ましたので私も踊りの事は薄らぎました。 

突然色とりどりのハッピを身にまとったメンバーが(お猿さんのようでした)ステージに踊りでて・・・それまでのステージを一変させました。そして歌いながら踊り始めました。その踊りがよく揃っていて遠くからは手も白く柔らかく動いて見えます。3軍の宝塚を思わせるほどでした。すっかり踊りに魅了されて見とれてしまいしばらくして歌が聞こえてきました。昨年の定期演奏会から発声がしつかりしてきました。これだけ動きながらしつかり歌うことは大変なことです。早稲田グリーのパワーに圧倒され1回丈のステージが名残り惜しまれました6連の中で早稲田グリーはリーダー的心強い存在です。強い絆で全てを可能に出来ます。パワーを出せる演奏は特に得意とおもいますがどうか男性のやさしさ・・・グリーの音の響きのうつくしさもお忘れなく・・・
月光とピエロは素晴しい演奏でした。   名演奏を期待しています。おめでとうございました
元永栄子