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「 うたのちから 」


2007年度学生指揮者 星 雅貴


 激動の新歓期を終え、早稲グリには今年も多くの新入生が来てくれた。その面々を見てみると、  合唱経験者、ラガーマン、テニス部、寄席研(志望)、帰宅部…と実に様々である。

  “ 合唱 ”という媒体を通して、何の共通点のない者たちが奏でる歌は偏に「すさまじい」。

  1度の練習毎に2曲の音取りをし、練習の最後に新入生だけで発表する早稲グリの新入生練習。

  この一見無謀(!?)とも思える練習に毎回足を運び、必死に棒に食らいついてくる彼らの「うた」は雑で荒いが「すさまじい」。そして自身、彼らからすさまじい「ちから」をもらっている。

  新入生は今後、この「うたのちから」をより多くの人に伝えていってほしい。新入生!がんばれ!

僕とワセメシvol.2

ベース三年 高橋理人



 ※『ワセメシ』とは早稲田大学周辺にあるメシ屋、もしくはその店で出されるメシ
そのもののことを指す。
うまい、安い、量が多いという他に、ネタとしておいしいという特長を持つ。


新入生の皆さんこんにちは!
梅雨になり気分もブルー。授業に対するモチベーションもブルーになってきた頃で
しょうか。
そんな気持ちを吹き飛ばすおいしいお店を今回も紹介しましょう!


今回紹介するお店は『珍味』です。
ここは、私も大ファンな店です!

ここでのオススメはもちろん「ナスと豚肉味噌炒め定食」です!

「え〜、ナスはちょっと、、、」と思ったそこの君!!
ここのナスはナスにあってナスにあらず!
本当にナスとは思えないくらいおいしいんですよ!

かく言うこの私もナスは大の苦手で全く食べられなかったのですが、先輩にこのお店
に連れてこられ、「騙されたと思って食べてみろ」と言われたので、渋々食べてみる
ことにしました。
思い切ってガブっと食べてみたその瞬間、僕の中で味覚ビッグバンが起きました。
「うめぇーーーーーー!!!」と我を忘れて叫び、思わず飛び上がってしまいまし
た!!
あの海原雄山も飛び上がること必至です!

こうして私はナス嫌いを克服することが出来き、今ではむしろ大好物になりました。


というわけでナスが嫌いなそこのあなた!是非ビッグバンを体験してみてくださいね



早稲田名物であるここのオヤジさんとオバサンはとても気さくな方で、いつも色んな
お話をしてくれますよ。
お腹だけでなく心も満たしてくれる素晴らしいお店です。


場所は、早稲田通り沿いの一風堂のすぐ近く、カレー屋CoCo壱番屋の真向かいの
ビルの二階です。注意深く探さないと見落としますので気をつけてください。


これを見た新入生で『珍味』に行ってみたい、と思った人はぜひ部室か練習に来てく
ださい。一緒に食べに行きましょう!

グリークラブはあなたのワセメシライフを応援します。


「ワセグリと出会って1ヵ月」


ベース1年 阿部尚行(理工)

 早稲田に入学してからもう1ヵ月以上がたち、だいぶ新しい生活にも慣れてきましたが、ワセグリは確実に僕の学生生活のなかに組み込まれています。僕は、高校までずっと共学校だったのですが、男子校のような雰囲気は意外と居心地が良く、サブパートリーダーの齊藤さんを始め、星さん、志波さんなど個性的な先輩方に刺激を受けるばかりです。
 こういうことを書くと怒られるのかもしれませんが、正直に言うと早稲田には第一志望に落ちてきました。ですので、3月はとてもナーバスになっていて、ゲーム三昧の廃人のような生活をしていたのを覚えています。もちろんワセグリという言葉は、頭のどこにもありませんでした。そうこうしている内に入学式があり、とりあえずサークルのビラは面白そうだからもらっておこうと思っていたのですが、大久保キャンパスで部長の菊池さんからビラをもらったのが全ての始まりでした。
 B4の紙を折ったビラを見て、なんとなくですが惹かれるものがありました。合唱経験は中学の合唱コンクールだけ、音楽は小学校4年までピアノをやっていたくらいで、かなりのブランクを抱えていた僕が、ビラのちょっと普通のサークルでは考えられない内容からでしょうか、なぜかそのときは、「面白そうだな」と思ったのです。
 そして確か4月11日、カルテット大会に行って雰囲気が少し分かり、飲み会でお酒を飲んで気分が乗り、その後、高田馬場駅前の時計の下で「早稲田の栄光」「都の西北」等々を歌って、というより先輩方が歌っている横でモニョモニョ口ずさんだ時、「なんかいいなあ」と感じ、「とりあえずやってみないと始まらないな」と決め(ある意味血迷って)、今に至っています。
 音楽からずっと離れていたため、練習には一からやり直す、つまり「あ、そういえばこれはこういう意味だった」というような感じで参加しています。時に失敗することがありますが、自分のなかでは「やってないんだから失敗して当たり前だろ」と言う位の気持ちで割り切ろうと思っています。ただ、まだどうしても「怖さ」「恥ずかしさ」といった精神的な問題があるのか、思い切りが悪いな、と自覚することのほうが多くあり、早いうちになんとかしなくてはいけないと痛感しています。ですが、一方で、新しい発見もありました。例えば「ん」の音を出すときの口の形、といったら笑われるかもしれませんが、普段の口の形では「ん」は歌えない、というような日常気づかないことを、歌を歌うことが気づかせてくれるので、そういった発見も僕の楽しみの一つになっています。
 まだ1ヵ月と少ししかったっておらず、あまり大それたことを書くこともできませんし、もしかしたらここまで書いたこと自体がそうなのかもしれません。正直続けられるのか不安もありますが、とりあえず、早く一人前のグリーメンになれるよう頑張りたいと思います。そしてワセグリを通じて早稲田を好きになって「早稲田に入って良かった」と思えるようになれたら、最高です。


「コラムが歌う」

西川 洋平(バリトン1年)

 四月何日だったか、とにかく新歓期に本キャンで白い服の人達に囲まれた。
「合唱」と言われて、もうこれっぽっちも興味がなくて早くどこかに行きたいなって思って住所とか書いたら解放してくれるかなと思って、書いた。
某四年生に「ねえ女子大生とお友達になりたいでしょ、なりたいでしょ」
とブースで言われたのが、とても恥ずかしかった、忌憚なく言えばウザかった。
でも四月十日が暇だった。
カルテット大会は新入生用にデフォルメされている部分を差っ引いても、自分の知らない、そして興の沸く喜びが確かにそこにあることを直感させてくれるものだった。
 しかし、「合唱」に対して、全く抵抗がなくなったわけでもなかった。とりわけ大会の時とコンパの後にロータリーで歌っていた「斎太郎節」には最初かなりの拒絶反応を覚えた。なんか民謡だし、変な動きしている人(パート)がいるし。
 その「斎太郎節」が先日、課題の曲となった。しかも、自分の属するバリトンは、あの変な動きをするパートであった。
これが、いざ歌って(ないし動いて)みると存外に面白い。漁師の歌だけあって力強く、躍動感が素晴らしかった。
 別にへつらっているわけでもないが、最近練習の度に上級生たちの上手さを再確認する。そりゃあ、金も取れるだろう。省みるに自分は、未だに新入生ステージの後に自分に及第点すら付けられたことがなく、いつか彼我のこの隔たりを少しでも埋められたらと願うばかりである。


「早稲グリで得た将来の夢」


バリトン(ベース)3年  木村 将

 早稲グリに入ったのは2年前、一浪を経て教育学部に入学した、その直後であった。そのときは、大学で何をしようかなどとは全く考えていなかったが、早稲グリと出会った(出会ってしまった?)ことで、波乱の(!?)大学生活が始まった。
もともと小学校のときに合唱はやっていたが、中・高と歌からは離れていた。そのせいか、新入生のときでさえ、自分の中で「早稲グリ=(純粋たる)男声合唱団」という単一の公式が頭から離れず、正直自分の思い描いた早稲グリのイメージとの違和感さえ覚えた。
でも、早稲グリで様々なことを経験する中で、そのような公式が徐々に崩れていった。そしてそれを決定的にしたのは、「ラトビア・リトアニア海外演奏旅行での思い出」だった(その地は歌で革命を起こしたというほど合唱と舞踊が盛んで、それらはバルトの人々の遺伝子といっても差し支えない)。
 特に2年の定期演奏会の後、その思い出が鮮やかに蘇ってきたのである。その地独特の美しい歌と踊り、美しい風景、そして現地の女声合唱団の人とのダンスパーティーの思い出(知りたきゃ早稲グリに来いっ! 笑)……時を経れば経るほど、その思い出は自分の中で熟していく。そして次第に(特にプロジェクトGOを経験してみてわかったことだが)、日本の男声合唱の危機的状況を見るにつけ、男声合唱を日本の文化の一つにしたいという夢が湧き上がってきたのである。
 好きなことや決まりきったことしか話題がなく、その上コミュニケーション下手という、非常に不器用な自分ではあるが、早稲グリと出会ったことで、その不器用さも自分の長所と自分で認めることができるようになった。また、諸先輩方や後輩たち、そして同期(100期生)のみんなという、人脈の広さに恵まれていることもあり、本当に幸せだ。
 長くなってしまったが、僕が言いたいのは、早稲グリで歌だけでなく、いろんな経験をして大学4年間を実りのあるものにしてほしい、それだけだ。

P.S. mixiでは僕の名前は「さかな」とありますので、是非立ち寄ってみてください(笑)。