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三年目の定演にかける思い |
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ベース3年(演奏会マネージャー)河崎 |
「今回の定演には多くの高校生を呼ぼう!」そんな声がワセグリのとある会議であがった。私は、その声に応えるべく、いくつかの高校の合唱部に電話や郵便で定演の宣伝を行った。しかし、やはり直接赴いていくほうがよいと思い、いくつかの高校をピックアップして訪問することにした。その中のひとつにあがったのが浦和高校であった。同校に訪問の了解をとると、私は多くの人数でいきたいと考えてメンバー集めを始めた。だが、訪問する日はグリーメンにとって貴重なオフということもあり、なかなかメンバーが集まらなかった。しかし、なんとか地道に声をかけ続けた結果、私含め四人の精鋭が集まった。メンバーは私、大町、白石、アツオ。確かに精鋭である。 当日、出発時間になり、我々四人はグリーメンの巣窟(学生会館)から浦和に向け出発した。四人は行きの電車の中で、一体高校生たちがどのような反応を示すのだろうか、冷たい目線で見られないであろうかと不安でいっぱいであった。ウケを狙うため何か、四人でネタみたいなのをやったほうがいいのではないかという意見も出たが、心の傷を増やしたくないので、やらないことにした。その代わりに、グリーメンへの質問コーナーを設けることにした。まあ、寒いが、これぐらいしか、ないだろう。四人は平穏無事に終わることを祈った。 駅におり、浦和高校に着くと、とても活気のある学校だという印象を受けた。あちこちで部活動が盛んに行われていた。校庭ではサッカー部、野球部、体育館では剣道部、屋上では応援部といった具合だ。どの部活も真剣に行われている様子がすぐに見受けられた。浦高グリーもその例外にもれず、練習を覗くと生徒だけで自主的に行っていた。我々、大学生にもなれば、そのようなことも普通であると思うが、高校生で行うのは、なかなか難しいと思うので非常に感心した。きっと生徒一人一人の能力が高いからできるのであろう。 練習を中断していただき、私が生徒さんの前にでて定期演奏会の宣伝をしているときになると、当初予想していたような冷たい目線など全くなく、むしろ非常に興味関心をもって私たちの話を聞いてくれた。また、例の質問コーナーに移ると、予想を反して多くの質問が出た。「練習は週どのぐらいですか?」、「演奏会は年に何回ですか?」などといった普通な質問はもちろんのこと、難しい質問になると「学生指揮者の理想像とは?」といった答えに窮するようなものもあった。(ちなみに、この難問に答えたのは白石。白石、アツい)全体的には、時折笑いもおき、終始和やかに行えたので、私たちとしては大変満足に終えることができた。このため、我々 四人はにこやかに岐路につくことができた。 今回の彼らとの交流はほんの短い時間ものであったが、我々ワセグリにとっては、とても貴重なものであったと思う。なぜなら、ワセグリの活動を通じて、OBなどの関係により上の世代とは出会うことは多々あるのだが、下の世代と出会うことはほとんどなかったからだ。このような下の世代との交流を増やしていくことは、これからもっと重要になってくると思う。今回は訪問だけであったが、何か他の企画もできればよいなぁと個人的には思った。また、私自身としては、今回の訪問をきっかけに定演にきてくれることになった多くの浦高生に感動を与えられるような演奏をしたいと強く思った。 |
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「私にとって定演とは」 ベース三年、石岡宏晃 |
いつのまにやらもう三回目の定期演奏会を迎えようとしている今日この頃、今日も今日とてカルく肩の力を抜きながら、歌って課題やってサンマ食べて100円玉を50円玉に両替して。 今、思い出してみれば。 一回目の定期演奏会は、何も分からぬまま、ただがむしゃらに暗譜して、厚生年金会館の大きさに驚いていた。 二回目の定期演奏会は、海外への演奏旅行で冷めやらぬ興奮のまま、また暗譜して、厚生年金会館とその向こうにあるワセグリの大きさを感じ始めた。 三回目の定期演奏会は、そう、今年は・・・、とにかく無事にパンフレットが出来上がってくれればいいなと。 漠然としていたワセグリの大きさは、A4版の冊子から感じられるかも知れません。一字一句のがさず読んで、(たとえ誤字脱字を見つけても)だまってカバンにしまってもらえれば、それで幸せです。 いい発声は、カルく肩の力を抜いて、しっかり腹筋で支えるものらしいですよ。 |
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(c)Ksuke2006 |