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奏楽祭・Vocal Festival |
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2007年度部長 |
11月4日、早稲田祭において僕ら、 早稲田大学グリークラブ、そして早稲田大学交響楽団・早稲田大学混声合唱団・コール=フリューゲル という4団体で『奏楽彩』という無料演奏会を行った。 どの団も独自の色を持ち、観客を賑わせたこの演奏会。 満員御礼、立ち見もでるほどの盛況ぶりで幕は閉じた。 団員のみんな、他団体の皆様、ご来場くださった皆様、ありがとうございっ! 定期演奏会も重ね重ねよろしくお願いいたします。 志波、拝。 〜〜〜〜〜〜 〜11月4日(土)の日記〜 何ヶ月も前から、今日の僕のスケジュール帳には「奏楽彩、13:00〜」とでっかく書きなぐってあった。 この日のために打ち合わせを重ね、団員のケツを叩き、頭を下げ、でもモチベーションは上げ・・あぁ、今日やっと終わったのか。 祭りの後はいつも様々な色がある。 今回、小さいながら一つの演奏会を担当してみて、普段、依頼演奏を担当している渉外マネージャーの偉大さ、大変さ、敏腕さを実感した。 リハの時、運営の立場から早稲田大学グリークラブ(=ワセグリ)の演奏を指揮者の真横で聴いてみて、あまりの迫力に言葉がでてこなかった。いつも学生指揮者はこんな音をきいているのか・・・突風が吹いた。 ワセグリの音楽って聴く側にも体力がいるんだな。 母なる海、あぁまるで母体(羊水)の中にいるのねって具合の、心地よいハーモニーをきかせる時ももちろんあるでしょう。 でも、F<FF<ワセグリッシモ!の圧倒的な迫力は、気合をいれないと、どうにかなりそうだ。 舞台上の腕立て伏せか!ってな時もあったな。でもそんな中、会場全体が一体になると、こりゃすごい快感があるんだな。 演奏している側だけ気持ちいいってのはダメだなぁ。 ・・後から読み返すと・・・なんじゃこれ(笑)。 |
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「未曾有のボーカル・フェスティバル」 ボーカル・フェスティバル運営委員会 菊池翔吾(Sec 3年) |
早稲田大学には大小の合唱団が多数ありますが、それらの交流は必ずしも盛んであるとは言えません。この状況を打破すべく三年前に企画されたのが『早稲田ボーカル・フェスティバル』(略してVF)です。VFは、早稲田大学の五つの合唱団から十数個のグループが参加し、それぞれ演奏を発表するという形で行われます。去る11月4日にその第三回目が開催されましたので、運営委員として概況をレポートいたします。 今回のVFは全参加者数150名と、過去最大の規模で行われました。各団体の力演もさることながら、当グリークラブからの参加グループは演奏は抜きん出た娯楽性を以って、観衆の注目を集めました。 また、今回初の試みとして、3・4年生有志約30名による大型グループ「野郎達99+100」を結成、VFに参加しました。ショスタコーヴィチの「歌」を演奏し、ワセグリの特色たる力強さ、大音量を遺憾なく発揮しました。この絶唱を目の当たりにした観衆の驚きと感動に満ちた表情は、今でもありありと思い出されます。 そして最後は、150人の参加者全員による合同演奏「紺碧の空」で大いに盛り上がり、大団円となりました。 日ごろ交流のない他団体の方々と、歌をつうじてコミュニケートできたことは大きな収穫でした。ですが何より、ワセグリからの参加者の皆さんが、定演にむけた練習以外に独自に練習を積み重ね、単なる片手間を超えた高度な演奏を披露してくれたことに、私は非常な感銘を受けました。また一方で、ワセグリの娯楽性をそなえた音楽の底深さを、これまでにない強い実感を伴って認識しました。 すっかり手前味噌になってしまいましたが、以上が私のVFレポートです。 皆様、来年もどうかヴォーカル・フェスへの一層のご愛顧を。 ショスタコーヴィチ「歌」 |
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ベース4年佐々木 |
まさにお祭り、そんな感じでしょうか。僕はRASCALS、というチームで参加したんですが、気分的にはカルテット大会(ワセグリ4大イベントの1つで新歓の要)のノリでやっちゃいました。まぁ僕らだけに限らずワセグリは皆そんな感じでしたけど(笑) いやぁ、本当に楽しかったなあ。少人数で同期の仲間と組む訳だけど、こういうのって本番もそうだけど何より練習がいいんだよね。特に気兼ねすること無く指摘し合えるし、実力が近い者同士だから互いに良い刺激になって高め合うことができるしね、ってちょっと言い過ぎかな。 けど本気でしかも気負うこと無く少人数で演奏できる機会なんて、ありそうで実はあんまり無いから、良い経験というか、ほんと色んな意味で楽しい充実した時間を過ごさせてもらいました。 聴く側としても、僕らの団と他団とのそれぞれの目指す方向性の違いなんかや、それを踏まえた上で僕らに足りないものなんかもよくわかったし、いろいろ考えさせられるところもあって面白かった。 1年に1度、そして僕にとっては最後のこの祭り。存分に楽しませてもらいました。 Rascals |
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小川 大介(ルン☆ペンズ) |
11月4日、夕刻。 都内某所のキリスト教会。 極めて閉鎖的なイベントが執り行われた。 ‘ボーカル・アンサンブル・フェスティバル’ 一言で言い表せば、それは・・・、 ‘合唱の、合唱による、合唱のための’一夜限りのお祭りである。 だが、我がワセグリが他の団体と異なるところは、他の合唱団が、日頃練習を重ねている合唱曲を、大人数で披露するのに対し、我々は、少人数で好き勝手に、歌いたい歌を歌う傾向にあるということだ。 この怖いもの知らずなところに、ワセグリが、ワセグリたる所以がある。 今年度、私達ルンペンズは、4名という参加団体中、最少人数で挑んだ。 まさに怖いもの知らず。 ‘ルンペンズ’とは、ワセグリ内で、無類のPOPs好き4名により結成された特殊カルテットである。 今回の曲目は、コーラス用に編曲された、 財津和夫の、‘心の旅〜2006ver.〜’ ところで、4パートある曲を4人でやる、ということは、 言うまでもなく、1人1人の責任が重い、ということである。 当然のことながら、本番は異様な緊張感に襲われる。 私は、ワセグリの、どの演奏会にも勝る緊張の中にいた。 MCが始まる・・・曲紹介・・・開始のカウント。 ・・・。 練習したことを、思い出す余裕もないまま、時だけが流れる。 ・・・。 演奏自体は、不本意なものとなってしまった。 企画だけが、先走りしていた。 単純な練習不足が原因だった。 次は、もっともっと、いい演奏にしたい。 4人は、次回でのリベンジを固く誓った。 思えば去年のこの日、このステージで、 小田和正の、‘風のように〜早稲田祭アレンジver.〜’を歌うべく、 誕生した‘ルンペンズ’ それから、丸1年が経つ。 ルンペンズも、めでたく1周年を記念して、 そろそろミニライブでも・・・との話も出ているが(笑)、残念ながら未定。 ダメならゲリラライブだ、と現在画策中である。 何より、怖いもの知らずなスポンサーを、 ルンペンズ一同、大募集中だ。 ルン☆ペンズ |
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ベース一年 阿部拓哉 |
先日のボーカルアンサンブルフェスティバル(以下VEF)に、一年生でカルテットを組んで参加した。トップが邦久、セカンドが有海、バリトンが熊崎、そしてベースが僕だ。 確か「バーバーショップをやらないか」と誘われたのがきっかけだったと思う。僕は男声カルテットでいつかバーバーをやってみたいという憧れがあって、喜んで参加することを決めた。しかし数日後、まだ自分たち一年生にバーバーは難しいのでは?という話が持ち上がり、そして気付けば手元には慶應義塾塾歌の楽譜が。早稲田の合唱サークルが集結する中で慶應の歌を歌うという事に初めは戸惑いを感じたが、僕は早稲グリの一年生なんだ、やるからにはしっかりやろう、という気持ちがそれを上回った。こうして、「若き血」も含めて僕は音取りを始めた。 それからしばらくは再AD等で皆忙しく、初めて四人で合わせたのはVEFの二日前だった。夜の戸山公園に稚拙なハーモニーが響く。僕たちはひとつひとつ和音をはめる練習をして、徐々に上手くハモれるようになった。普段大人数で歌っている時よりも、少ない人数で歌うと、自分の声の良い所、悪い所、また他パートがどういう風に歌っているのかがよりわかりやすいな、と感じた。そしてカルテットで歌うことの独特の楽しさにも気づいた。この楽しさを忘れずに本番も頑張ろう!と、なぜか栄光を歌いながら僕たちは戸山公園を後にした。 VEF当日、奏楽祭が終わったあと戸山公園や学館で最終調整をした。近くにいたルンペンズの方々に聴いて頂いた(正確には『聴かせろ』って言われた)。思っていたよりも良い評価を頂いて少しほっとした。奉仕園に移り、そしていよいよVEFが始まった。グリーの上級生の方々の演奏は勿論、今まで聴く機会の少なかった他団の演奏もまたいずれも素晴らしかった。プログラムも終盤にさしかかり、ついに自分達の出番を迎えた。超満員の聴衆を前に僕はこの雰囲気に飲みこまれそうになった。足も少し震えていた。それでもひたすら一生懸命に歌った。練習どおりにとはいかないまでも、なかなか上手く歌えたと思う。たくさんの上級生から声を掛けられた。緊張から解放され、ふわふわとした満足感が僕に安堵の表情を与えた。 また、「野郎達99+100」の『歌』には非常に感動した。僕も早く先輩たちのように上手くなりたいと思った。そのためには早い頃から色々な経験を積んでおくのが大事だ。今回はその第一歩であった。VEFに参加して本当にいい経験ができた。またカルテットで歌ってみたい、そしていつかバーバーショップをやりたい……… 誘ってくれた仲間たちへ、ありがとう。また、指揮をして下さった斎藤さん、飯をおごって下さった古賀さん、星さん、小川さん、してー。 一年生カルテット |
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「ベースに挑戦」 トップ四年 鈴木 啓介 |
私はトップである。ただ、まぁそこそこ低い音が出る。三年の時、カルテット大会で全員トップのメンバーでチームを組もうという企画があった。しかし、色々あって挫折、実現には至らなかった。そして、今度こそということで、トップ二人、セカンド二人、バリトン一人を招集してチームを作ることになった。 その中で私に割り当てられたパートは、ベースであった。まず最大の壁はヘ音記号に慣れていないということだった。ドなのにラを押してしまう情けない自分。仕方ないので、耳コピ。だが、そこにも問題が。黙っても自分の音が聞こえてくるトップと違ってベースはよく聞いてどれがベースの音かを見極めねばならない。 ただ、絶対にバリトンの方が音が難しい。しかし、バリトンを担当したやまと君はそれを全く問題にしていないようである。流石、である。とまぁ、そんな紆余曲折を経て、僕たちのヴォーカルアンサンブルフェスティバルは始まった。自身Rascalsにもリードとして出演したので、あまり緊張はしなかった。リードのいいやまは、RascalsであんなにAを貼り続けたのに、気付いたら甘い声を出していた。彼の喉は不死身なのかと思いながら自分はしっかりとベースを鳴らすことに専念する。 テナーのね。途中で「まるで音源のよう」と同期に形容された洗練された声を披露した。全員が集まれる機会が少なく、前日や当日に詰め込んで練習したが、ベストは尽くせた。そんな貴重な機会をくれたボーカルアンサンブルフェスティバルに、同期に、そして運営の菊池に感謝したい。 四年カルテット |
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「奏楽彩を終えて」 セカンド2年坂本享希 |
去る11月4日、早稲田大学の音楽系団体が集うイベントである、奏楽彩に出演しました。 2年生以上の団員にとっては昨年に引き続き2回目の奏楽彩、 今年入団した1年生にとっては初めての奏楽彩となりました。 当日は早稲田祭ということで、他に楽しそうなイベントも目白押しで、 果たしてどれくらいの人が聴きに来てくれるのだろうと、正直なところ心配でした。 直前のビラ撒きの反応も(私だけかもしれませんが)かなり悪く、 もしかしたらガラガラの会場で歌うことになるのではないかという不安がよぎりました。 しかし、いざ本番のステージに出てみると会場は満員で、心配は杞憂に終わりました。 時間にしておよそ20分間、曲も「早稲田大学校歌」「紺碧の空」等の早稲田ソングや、 愛唱曲から「なごり雪」など、おなじみの曲をそれぞれ数曲ずつ、 時間にして30分くらいと、決して長い出番ではありませんでしたが、 会場の雰囲気もとても良く、楽しく歌う感覚を味わうことができました。 聴きに来て下さったお客様にも楽しんで頂けたのではないかと思います。 お客様の顔を見てみると、普段の演奏会よりも、 ビラを見て気軽に会場に足を運んでくれたと思われる方々が多かったです。 こういう所から、ワセグリファンの裾野を広げていくことが出来たら、 それは素晴らしいことだと思います。 奏楽彩は、お客様にとっても我々にとっても、楽しいと思える演奏が出来る貴重な場であり、 普段はワセグリの演奏会に縁がない方々にも、 ワセグリの存在をアピールできる絶好のイベントでもあり、 また、1年生にとっては、届いたばかりの白ジャケを着て、 上級生と一緒に大勢のお客様の前で歌う初めての機会でもあります。 これらを考えると、奏楽彩で歌うことができる意味は大きいと思います。 来年の奏楽彩でも、大勢のお客様の前で歌える事を楽しみにしています。 今年以上に、お客様も自分たちも楽しく感じることが出来るような演奏をしたいと思っています。 |
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(c)Ksuke2006 |